Piemo子離れ日記

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ファンタジーだけど歴史小説、「鹿の王」

上橋菜穂子さんの最新作 「鹿の王」
国際アンデルセン賞受賞後の第一作を
上・下巻で読みました。

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守り人シリーズ、獣の奏者と同じように、
中央・東アジアの古を思わせる世界が
舞台となっているファンタジーですが、
架空歴史小説ともいえる
醍醐味にあふれています。


主人公は、ある地域で突然発生した
伝染病のただ一人の生き残り、
元戦士で奴隷のヴァンと
謎の病の原因を突き止めようと
奔走する若き医師ホッスル。

この二人が軸になり、交互に
物語を運んでいきます。


大国 「東爪瑠(ツァル)」 が支配を拡げていく世界の中で、周辺国の多くは属国となり、
抵抗するもの、受け入れるもの、交渉して自治を勝ち取るものと
それぞれが国の形を変えることを余儀なくされます。

そこで生まれた不満やひずみが厄災を生んでいくことにもなります。


地球上の全てのものが時間を超え、地域を超えてつながり続けている。

人間だけでなく、国家や民族、部族も、
また鳥や獣、虫、植物や病原菌に至るまで
連綿と歴史の流れに組み込まれていることを示してくれるスケールの大きな小説でした。

ヴァンが逃亡の途中で2歳くらいの女の子、ユナを拾いますが、
この生命力にあふれた溢れたおチビさんが可愛くて
先の見えない道を照らす希望の光となっています。


またヴァンとユナのサバイバルにハラハラさせられ、

ホッスルとその仲間の追いかける
医療サスペンスの行く末に目が離せなくなり、、

国と周辺を統治する長たちの政治的駆け引きや
周辺民族の迫害の歴史、テロ計画など、
現実世界を示唆するような展開に
物語の進む先が気になってたまりません。


けれども一番心を打つのは、
歴史の転換期とか関係なく
日々をその土地で生きていく一人一人の
暮らしです。

独特な世界観の入り組んだ話でありながら、
わかりやすい表現で子どもにも理解できるように書かれています。

けれど子どもにだけ読ませるのは
本当にもったいない。

日本の大人はもちろんのこと、
世界中の人に読んでもらいたい小説です。


鹿の王 (上) ‐‐生き残った者‐‐



鹿の王 (下) ‐‐還って行く者‐‐



↑ 今年一冊だけ読むならこれにしろと言いたくなるほどの面白さ。


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